建築物工作物解体工事

木造解体
個人邸宅や低階層のアパートなどで多く採用されている木造建築の解体工事です。
木造建築にも構造の種類が複数あり、代表的なものだと木造軸組み工法(在来工法)・木造枠組壁工法(2×4工法)などがあります。
素材の特性上、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて、手作業で解体しやすい建材のため、手壊しと重機を併用しながらの解体が一般的です。
古い木造住宅になると、古井戸や浄化槽が敷地内や建物の下に埋まっているケースも多々あるので地中の埋蔵物がないかどうかの確認も重要となります。

鉄骨造解体
建物全体の骨組みに鉄骨を使用している建物の総称です。使用する鉄骨の種類によって「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類に分かれます。軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違いは構造体に使用される鋼材の厚さで区別されます。重量鉄骨造の方が、厚みのある鋼材を使用するため強度が高く、その分解体難度も軽量鉄骨造に比べて高くなります。
軽量鉄骨造、重量鉄骨造ともに木造住宅に比べて強固なため、クレーンやショベルカーなどの重機を使用する割合が多くなり、解体日数も増える傾向があります。
また、鉄骨造の建物では基礎の強化のために杭を打ち込んでいる場合があるので、解体前に建物の図面から杭の有無を確認して、撤去が必要かどうか検討する必要があります。

RC造解体
個人邸宅では少なく、マンションなどの集合住宅や商業性の高い建物など、大型の建造物に多く採用されています。
建物の柱や梁などの主要部分に大量の鉄筋コンクリートが使用されているので、木造・鉄骨造よりもはるかに解体難度が高くなり、自然と解体に有する日数も多くなります。
また、鉄骨造と同様に基礎に杭を打っている場合があるので、解体前に建物の図面から杭の有無を確認して、撤去が必要かどうか検討する必要があります。
改修工事に伴う解体工事

改修工事に伴う解体工事では、基礎や柱、梁といった構造部分は残して改修や増改築ができるような状態になるよう、解体・撤去を行います。
一棟すべての工事のご相談をいただく場合がほとんどですが、建物全体ではなく、対象の建物の一室だけなど部屋単位での工事にも対応しています。
ハツリ・毀し工事

ハツリ・毀し工事は、コンクリート構造物を削る・切る・穴を開けるなどの作業全般を指す工事です。
解体工事との大きな違いは工事の範囲や規模です。
解体工事は建物全体を撤去・解体する工事のことを指しますが、ハツリ・毀し工事は、建物の一部のコンクリート構造体を毀す作業を指します。
こういった小規模の工事にも株式会社千手は対応しております。